諏訪市まち・ひと・しごと創生総合戦略
- 企画政策課企画政策係
【諏訪市人口ビジョン】
諏訪市人口ビジョンの策定にあたり、諏訪市の人口の現状や動向、その要因を分析することで、人口に関する基本認識の共有を図ります。その上で、諏訪市の現状と課題、「強み」や「弱み」について整理します。
また、今後予想される人口の変化が諏訪市に与える影響を分析・考察することで、必要となる対応策について検討します。
さらに、「結婚・出産・子育てに関するアンケート調査」、「転入者に関するアンケート調査」、「転出者に関するアンケート調査」、「若年層を対象としたアンケート調査」を実施することで、住民意識の把握を図るとともに、調査結果を参考として、人口減少対策に必要となる取組について分析を行います 。
以上を踏まえ、諏訪市が目指す将来の方向性を提示するとともに、人口の将来展望として人口目標値を示します。
【諏訪市まち・ひと・しごと創生総合戦略】
諏訪市は、第五次諏訪市総合計画において、令和3年度の人口5万人を目標として掲げ、多岐にわたる政策・施策を推進することで「総合力」を高め、魅力あるまちづくりに取り組むことで、人口減少の抑制に努めているところです。
しかし、日本の人口は、平成20年をピークとして人口減少局面に入っており、今後加速度的に進むことが予想されています。国立社会保障・人口問題研究所(以下、「社人研」といいます。)による「日本の将来推計」では、2010(平成22)年に約1億2,800万人だった日本の人口は、2020年代初めは毎年60万人程度の減少ですが、2040年代頃には年100万人程度の減少にまで加速します。そして、2060(令和42)年には約8,700万人まで減少するとされています。さらに、民間研究機関「日本創成会議」による「消滅可能性都市」の発表は全国の地方自治体に大きな衝撃を与える結果となりました。
人口減少は諏訪市においても例外ではなく、平成26年には37年ぶりに人口5万人を下回りました。社人研の推計によると、2040(令和22)年には人口4万人を下回り、このペースで人口減少が続いた場合、2060(令和42)年には人口3万人を下回ることが予想されます。人口減少は、地域社会に様々な影響を及ぼします。特に、急激な人口減少や高齢化は、労働力人口の減少や地域経済規模の縮小を引き起こし、さらなる経済規模の縮小を招く「縮小スパイラル」に陥るリスクがあります。また、市民生活への影響や、行政サービスへの影響も懸念されるところです。
そこで、諏訪市人口ビジョンに掲げる「2040(令和22)年の諏訪市人口4万3,000人以上」、「2060(令和42)年の諏訪市人口4万人以上」の達成を目指し 、諏訪市の地域特性や「強み」を活かした、様々な人口対策に積極的に取り組むため、諏訪市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定しました。